玉ねぎが花粉症に効くメカニズムを徹底解説
2025/02/26
春の訪れとともにやってくる花粉症は、多くの人を悩ませる辛い症状です。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、日常生活に支障をきたすこともあります。
そんな花粉症の症状緩和に、玉ねぎが効果的であるという話を聞いたことはございますか?
実は玉ねぎには、花粉症の症状を和らげる効果が期待できる成分が豊富に含まれています。
本日のブログは豆知識として、そのメカニズムについて解説していきます。
1. ケルセチンによる抗アレルギー作用
玉ねぎの表層の茶色い皮には、ポリフェノールの一種であるケルセチンが豊富に含まれています。
ケルセチンは、強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を除去する働きがあります。
活性酸素はアレルギー反応を引き起こす原因の一つです。
ケルセチンは活性酸素を除去することで、アレルギー反応を抑制し、花粉症の症状を緩和する効果が期待できます。
またケルセチンは、ヒスタミンの放出を抑制する働きもあります。
ヒスタミンはアレルギー反応を引き起こす物質の一つで、鼻水やくしゃみなどの症状を引き起こします。
ケルセチンはヒスタミンの放出を抑制することで、花粉症の症状を緩和する効果が期待できます。
このケルセチンは健康飲料にも入っているものもあります。
2. 硫化アリルによる免疫力向上作用
玉ねぎには硫化アリルという辛味成分が含まれています。
この硫化アリルがポリフェノールの一つで、鼻粘膜の炎症を抑える効果があり、免疫力を向上させる働きがあります。
その為、玉ねぎを近くで吸うと鼻が通った感じになります。
免疫力は、アレルギー反応を抑制するために重要な役割を果たしています。
硫化アリルは免疫細胞を活性化し、免疫力を高めることで花粉症の症状を緩和する効果が期待できます。
また硫化アリルには、抗菌作用もあります。
花粉症の症状が悪化する原因の一つに、細菌感染があります。
硫化アリルは、細菌の増殖を抑制することで、花粉症の症状悪化を防ぐ効果が期待できます。
3. その他成分による複合的な効果
玉ねぎにはケルセチンや硫化アリル以外にも、花粉症の症状緩和に役立つ成分が含まれています。
例えばビタミンCは免疫力を高め、アレルギー反応を抑制する働きがあります。
また食物繊維は腸内環境を整え、免疫力を高める効果があります。
これらの成分が複合的に作用することで、玉ねぎは花粉症の症状緩和に効果を発揮すると考えられています。
4. 玉ねぎの摂取方法
玉ねぎは生で食べるのが最も効果的です。
ケルセチンや硫化アリルは、熱に弱い性質があるため加熱すると効果が薄れてしまいます。
また玉ねぎの皮には、ケルセチンが豊富に含まれています。
もし加熱をする際は、少しばかり勇気を出して皮ごと煮込んでスープやカレーなどにするのもおすすめです。
一番いい食べ方は何といってもサラダやサンドイッチなど、生の玉ねぎを使った料理を積極的に食べるのがベストです。
特に今の時期であれば淡路島の新玉ねぎが旬を迎えており、生で食べるのにとてもおすすめです。
5. 注意点
玉ねぎは花粉症の症状緩和に効果が期待できる食品ですが、全ての人に効果があるわけではありません。
また玉ねぎには、催涙成分が含まれています。
涙が出やすい場合は水にさらしたり、加熱したりすると催涙成分を減らすことができます。
6.まとめ
玉ねぎにはケルセチン、硫化アリル、ビタミンC、食物繊維など、花粉症の症状緩和に役立つ成分が豊富に含まれています。
これらの成分が複合的に作用することで、玉ねぎは花粉症の症状を緩和する効果を発揮すると考えられています。
生のまま食べるのが最も効果的ですが、加熱する場合は皮ごと煮込むなど、工夫することでより効果的に摂取することができます。
是非玉ねぎを積極的に食生活に取り入れて、花粉症の辛い症状を和らげてみてください。
余談ではありますが、淡路島の玉ねぎの出荷量は全国で3位、甘さや美味しさは全国でも1位と言われるほど糖度が高く、本当に美味しいです。
淡路島の平均温度が16℃前後という気候と、島ならではの海のミネラルが豊富に含まれている土壌のため水はけがよく、余分な水分が玉ねぎに吸収されません。
またミネラルによって玉ねぎの辛味が少なくなり、結果として糖度が高い玉ねぎができるのです。
是非、当店、島村兄弟の玉ねぎをお取り寄せしてみてはいかがでしょうか。