お中元ってそもそも何のために送るの?お中元を送る時のポイントも含めて徹底解説
2024/06/07
間もなくお中元の時期がやってきますね。
お中元は日頃からお世話になっている方々に「年のはじめから半年間お世話になりました」という感謝の気持ちを伝えるためや、
「暑い夏が続いていますがお身体は大丈夫ですか」という心遣いの意味合いが込められています。
今日はそんなお中元について記事にしていこうと思います。
そもそもお中元のルーツは中国の「三元(さんげん)」という年中行事と、日本の「盆礼(ぼんれい)」という風習が融合したと考えられています。
1. 中国の三元
中国では古代から旧暦で上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)の3つにわける歴法がありました。
道教の教えではそれぞれの日が神様の誕生日とされ、人々は神様にお供え物をしたり先祖供養を行ったりしていました。
2. 日本の盆礼
日本では古くから7月15日を中心とした時期に先祖供養を行う「盆」という風習がありました。
盆では先祖の霊を家に迎え、供養を行うとともに親戚や近所の人と集まり、交流を深める機会としていました。
3. 三元と盆礼の融合
平安時代になると中国の三元と日本の盆礼が融合しお中元が誕生しました。
当時は朝廷で年中行事として行われていましたが、江戸時代になると庶民の間にも広まり、現在では夏の風物詩として定着しています。
お中元を贈る理由として主に以下の3つの目的があります。
・日頃の感謝の気持ちを伝える
・親睦を深める
・親族や知人と集まって無事を確かめ合い、続く半年の健康を願う気持ちを表す
■ではお中元は誰に贈ればいいの?
お中元は基本的には目下の人から目上の人へ対して贈るのが一般的と言われています。
上司や取引先、親や親せき、恩師やお稽古の先生へ贈るのが一般的になっています。
ただ、お中元は送ってはいけない人もいます。
公立学校の先生や役所の職員、また政治活動している方への贈り物は収賄と捉えられてしまう場合もあるので控えるべきと言われています。
■お中元を贈る際に、以下の点に注意しましょう。
・時期
お中元の時期は地域によって異なりますが、関東や東北では7月1日~7月15日頃が一般的。
北海道、東海、関西、中国、四国は7月15日~8月15、北陸に関しては西側と東側でも異なりますが7月上旬~8月15日、九州では8月1日~8月15日と言われており、贈り先の地域によってだいぶ異なるようです。
近年では全国的に時期が早まっていると言われており、地域差も昔に比べるとだいぶ少なくなっているようです。
しかしながら、早すぎると相手に失礼になる可能性があるため、時期を把握して贈るようにしましょう。
・相手との関係性
相手との関係性やお付き合いの長さによって贈る品物の種類や金額が変わってきます。
目上の人には多少高価な品物を贈るのが一般的ですが、余りにも高価な品物だと贈られる側の気を遣わせてしまうこともある為注意は必要です。
・のしの選び方
お中元にはのしを添えて送りましょう。お中元では花結びの水引を使います。
またのしには表書きに「お中元」や「御中元」、またお中元を贈る時期を逃してしまった場合には「暑中御見舞い」もしくは「残暑見舞い」と書き、下段に自分の名前を書きます。
近年では配送という手段が多くなってきましたので、その場合は名入れは省略しても問題ないと言われています。
・予算
お中元の価格帯は幅広いので事前に予算を決めておくことが重要です。
相手との関係性や贈る相手によって変わりますがお中元の相場金額は、3,000~5,000円程度と言われています。
一般的には親や親族で3,000~5,000円、仕事関係やお世話になった目上の方だと5,000〜10,000円程度が相場と言われています。
お中におススメの品物としては、ご当地グルメの詰め合わせ、ハムやソーセージなどグルメ食材、ビールや清涼飲料水の詰め合わせ、ゼリーやスイーツの詰め合わせ、カタログギフトやフラワーギフトなどがあげられます。
食材や飲み物関係は賞味期限が短いものもあるので、贈る前に賞味期限をチェックするなど、配慮をしてあげるのも忘れずに。
お中元は日頃の感謝の気持ちを伝える大切な機会です。
上記のポイントを参考に、相手にとって喜んでもらえるお中元を選んでください。
島村兄弟ではお中元として贈るお品物、お中元以外にもギフトして贈るお品物を多数取り揃えています。
気になる方は是非チェックしてみてください。